「子どもにダンボールハウスを作ってあげたいけれど、どこを切ればいいのか分からない」
「写真を見るとかわいいけれど、本当に自分でも作れるの?」
そんな方でも作りやすいように、この記事では大きなダンボール箱を1個使った、シンプルなダンボールハウスの作り方を最初から順番に説明します。
工作が苦手な方でも大丈夫です。
難しそうに見える三角屋根も、箱そのものを複雑に加工するのではなく、屋根を別パーツとして後から取り付ける方法にすると、かなり作りやすくなります。
今回作るのは、こんな形のダンボールハウスです。
※上の写真のような完成イメージを目指しますが、実際に家庭で作りやすいように、構造はできるだけシンプルにしています。
今回作るダンボールハウス

今回紹介するのは、
- 子どもが中に入れる
- 出入り口がある
- 窓がある
- 三角屋根がある
- 絵やシールで自由に飾れる
という基本的なダンボールハウスです。
工作に慣れていない方なら、1時間前後を目安に、急がず作るのがおすすめです。
飾り付けまでしっかり行う場合は、子どもと一緒に2時間ほど楽しんでもいいでしょう。
難しさの目安
難易度:★★☆☆☆
難しそうに見えるかもしれませんが、実際に難しい作業はほとんどありません。
基本的には、
線を引く → 切る → テープで貼る
この3つの繰り返しです。
特に初心者の方は、見た目をきれいにしようとしすぎないことが大切です。
多少曲がっていても、子どもにとっては十分楽しい秘密基地になります。
ダンボールハウスに必要なもの
材料
基本的には次のものを用意します。
おうちにあるものを使って、楽しく作ってみよう♪
🌷 すべてそろえなくても大丈夫!
おうちにある材料で自由にアレンジ
して楽しんでください♪
家電などが入っていた大きな箱が使いやすいです。
大きなダンボールがなければ、スーパーやホームセンターなどで入手できる箱を組み合わせても作れます。
道具
用意しておくと便利なのは、
- カッター
- ハサミ
- 定規
- メジャー
- 鉛筆または油性ペン
です。
カッターを使う工程について
ダンボールを切る作業は、必ず大人が行ってください。
床まで切ってしまわないよう、ダンボールの下に、
- カッターマット
- 不要なダンボール
- 厚めの板
などを敷いて作業すると安心です。
ダンボールの大きさはどれくらい必要?

厳密なサイズでなくても作れます。
目安としては、
幅70~90cm程度
奥行50~70cm程度
高さ60~80cm程度
の箱が扱いやすいです。
今回の記事では分かりやすいように、
幅80cm × 奥行60cm × 高さ70cm
くらいの箱をイメージして説明します。
箱のサイズが違っていても、作り方はほぼ同じです。
まずは完成形をイメージしよう
最初から切り始めると、
「こっちを玄関にすればよかった」
「窓の位置が変だった」
となりやすいため、最初に箱を置いて位置を決めます。
まず、
どこを正面にするか
を決めてください。
正面には玄関を作ります。
左右の壁には窓を作れます。
屋根は最後に取り付けます。
ダンボールハウスの作り方
ここから実際に作っていきます。
初心者の方は、一気に完成させようとせず、1工程ずつ進めてください。
STEP1|ダンボール箱を家の形に整える
最初にダンボール箱を普通の箱の形にします。
箱の底が開いている場合は、ガムテープでしっかり固定します。
ただし、
「完成したあとに移動させたい」
という場合は、底を完全にふさがず、床なしの形にしてもOKです。
床なしタイプなら、そのまま持ち上げて場所を移動できます。
初心者には床なしもおすすめ
子どもが遊ぶだけなら、
底面を切り取った状態
でも十分です。
床がない方が、
- 出入りしやすい
- 掃除しやすい
- 移動しやすい
というメリットがあります。
STEP2|玄関の位置を書く

正面になる面を決めたら、玄関を書きます。(扉の正面になる面はお好みで!)
目安として、
幅35~45cm
高さ50~60cm程度
にすると、子どもが出入りしやすくなります。
まずペンで、
「ここを切る」
という線を書いてください。
四角い玄関が一番簡単
初心者の方には、まず四角い入口がおすすめです。
写真のような丸みのある入口もかわいいですが、最初は、
上・左・右を切り、下だけ残しておけば、扉として開閉することもできます。
丸い玄関にしたい場合
写真のような丸みのある入口にしたい場合は、
入口の上部分だけ、
お皿・ボウル・鍋のふた
などを当てて丸い線を書くと簡単です。
きれいな半円をフリーハンドで描く必要はありません。
STEP3|玄関を切る

線が書けたら、大人がカッターで切ります。
ここで重要なのが、
一度で深く切ろうとしないこと。
ダンボールは、
1回目:軽く線をなぞる
2回目:少し深く切る
3回目:完全に切る
くらいの感覚で進めると失敗しにくいです。
強く押し込みすぎるとカッターが急に進んでしまうことがあります。
STEP4|窓を作る

次に窓を作ります。
窓は必須ではありません。
工作が苦手なら、
玄関だけでも十分ダンボールハウスになります。
少し余裕があれば窓を作りましょう。
一番簡単な窓
約20~25cm四方の四角を描きます。
その線に沿って完全に切り抜くだけです。
これが一番簡単です。
開け閉めできる窓にする方法
全部切ってしまわず、
左右・上下の3辺だけを切る
方法もあります。
残した1辺が蝶番のようになるので、パタパタ開け閉めできます。
写真のような4つ窓にする場合
大きな四角を1個切り抜いたあと、
細く切ったダンボールを、
「+」
の形に貼ります。
これだけで、
4つに分かれたかわいい窓
にできます。
白いテープを使って窓枠を作ってもかわいいです。
STEP5|家の上に三角部分を作る

ここが「難しそう」と感じやすい部分です。
しかし、箱そのものを複雑に切る必要はありません。
三角形を別のダンボールで作って貼り付けます。
これが初心者には一番簡単です。
三角形を2枚作る
追加のダンボールを用意します。
箱の正面の幅が80cmなら、
底辺:約80cm
高さ:約30cm
程度の三角形を作ります。
同じものを2枚作ります。
1枚は家の正面。
もう1枚は家の後ろです。
きれいな三角形を書く方法
まず80cmの横線を書きます。
その線の真ん中、
40cmの位置
に印を付けます。
そこから上に約30cmの場所へ印を付けます。
その印と、
左端
右端
を線で結びます。
これで三角形になります。
STEP6|三角形を取り付ける

三角形を切ったら、
ダンボール箱の正面上部に合わせます。
最初からガムテープで完全固定しなくても大丈夫です。
まず養生テープなどで仮止めします。
位置がおかしくなければ、
裏側からガムテープでしっかり固定します。
同じように後ろ側にも三角形を取り付けます。
これで、
家らしい形
になってきます。
STEP7|屋根を2枚作る

次に屋根を作ります。
屋根は1枚を折る方法もありますが、大きなダンボールをきれいに折るのは意外と難しいです。
そのため初心者には、
屋根を2枚に分ける方法
がおすすめです。
屋根のサイズ
今回の例なら、
約55cm × 70cm
程度のダンボールを2枚用意します。
多少大きくても問題ありません。
むしろ屋根が壁より少し飛び出している方が家らしく見えます。
STEP8|屋根2枚をつなげる

2枚の屋根を床に並べます。
長い辺同士を合わせて、
裏側からガムテープでつなぎます。
完全に固定しすぎず、少し折り曲げられる状態にします。
イメージとしては、
/\
この形になるようにします。
STEP9|屋根を家にのせる

完成した屋根を、
先ほど取り付けた三角部分の上にのせます。
最初はテープを貼らず、
「ちゃんと屋根の形になるか」
を確認してください。
問題がなければ、
家の内側から屋根と壁をガムテープで固定します。
屋根がズレる場合
一人で屋根を押さえながら貼るのは少し大変です。
可能であれば、
一人が屋根を押さえる
もう一人がテープを貼る
とかなり楽になります。
一人で作る場合は、
養生テープで仮固定してからガムテープで補強してください。
STEP10|ぐらつく場所を補強する
完成したら、一度軽く揺らしてみます。
特に確認したいのは、
- 玄関の横
- 窓の周り
- 屋根
- 三角部分
- 箱の角
です。
弱そうな場所があれば、
内側からガムテープを追加します。
見えない場所なので、きれいに貼れなくても問題ありません。
STEP11|切り口をテープで保護する
ダンボールの切り口が気になる場所は、テープを貼っておくと安心です。
特に、
- 玄関
- 窓
- 子どもが手をかける場所
は確認しておきましょう。
STEP12|子どもと飾り付けする

ここからは子どもが主役です。
おすすめなのは、
- クレヨン
- 色鉛筆
- シール
- マスキングテープ
- 折り紙
- 画用紙
など。
例えば、
「ここにお花を描こう」
「表札を作ろう」
「窓の横に木を描こう」
と一緒に飾れば、工作そのものを遊びにできます。
表札を作ると一気にかわいくなる
小さなダンボールに、
○○ちゃんのおうち
と書くだけでも雰囲気が変わります。
子ども自身に家の名前を考えてもらうのもおすすめです。
例えば、
「にじいろハウス」
「ひみつきち」
「○○カフェ」
など、遊び方も広がります。

初心者が失敗しやすいポイント
ここからは、ダンボールハウスを作るときにつまずきやすいポイントを紹介します。
失敗1|最初から凝った形にする
最初から、
- 煙突
- 開閉ドア
- 丸窓
- 棚
- カウンター
などを全部作ろうとすると大変です。
まずは、
箱+玄関+窓+屋根
だけ完成させましょう。
完成してから少しずつ追加すれば十分です。
失敗2|玄関を小さくしすぎる
見た目を重視して入口を小さくすると、子どもが入りにくくなります。
最初に子どもの肩幅などを軽く確認して、
少し大きいかな?
くらいにしておくと安心です。
失敗3|窓を作りすぎる
窓をたくさん作るとかわいいですが、壁の強度が下がります。
初心者の場合は、
窓1~2個程度
で十分です。
失敗4|ガムテープを表から大量に貼る
補強は基本的に、
家の内側
から行うと見た目がきれいです。
外側は必要な場所だけ貼れば十分です。
失敗5|屋根を完璧に合わせようとする
屋根の左右が1~2cmズレても、ほとんど気になりません。
工作が苦手な方ほど、
多少のズレは気にしない
ことが完成させるコツです。
屋根が難しい人は「屋根なし」でもOK
「三角屋根がどうしてもうまくできない」
という場合は、無理に作らなくても大丈夫です。
大きなダンボール箱に、
- 玄関
- 窓
- 絵
- シール
だけでも、十分秘密基地になります。
まず遊んでみて、あとから屋根を追加する方法でも問題ありません。
もっと簡単に作りたい場合
最も簡単なのは、
大きなダンボール箱を横向きに置くだけ
です。
横向きにして、
正面に入口
横に窓
を切ります。
これなら三角屋根を作る必要もありません。
工作が苦手な方は、まずこちらから作ってみてもいいでしょう。
ダンボールハウスでできる遊び
完成したあとは、ただ中に入るだけでも楽しめます。
さらに、
- お店屋さんごっこ
- おままごと
- 秘密基地
- 絵本を読む場所
- ぬいぐるみのおうち
- 宅配便ごっこ
- 病院ごっこ
- レストランごっこ
などにも使えます。
「家」として固定せず、子どもの想像に合わせて使うのがおすすめです。
ダンボールハウスをお店に変えてみよう
玄関部分に小さな窓を作れば、
お店屋さん
として遊べます。
窓の下に、
「パンやさん」
「アイスやさん」
などの看板を付けるだけでも楽しめます。
夜は秘密基地にも
家の中に、
- クッション
- ぬいぐるみ
- 絵本
などを入れると、秘密基地のようになります。
ただし、照明や熱を発するもの、火気の近くでは使用しないようにしてください。
ダンボールハウスを作るときの安全ポイント
ダンボール工作では、次の点を確認してください。
- カッターは大人が使用する
- 切り口が尖っていないか確認する
- テープがはがれていないか確認する
- 屋根が落ちないようしっかり固定する
- 暖房器具や火気の近くに置かない
- 水にぬれたダンボールは使用しない
- 無理に上へ乗らない
- 子どもだけでダンボールを切らせない
ダンボールハウスは「遊ぶ家」であり、体重を支える遊具ではありません。
上に乗ったり、壁によじ登ったりしないよう注意してください。
ダンボールハウスがすぐ壊れてしまうときは?
子どもが何度も出入りすると、玄関部分が少しずつ弱くなります。
その場合は、
玄関の両側を内側からガムテープで補強
してください。
細長く切ったダンボールを柱のように貼り付け、その上からガムテープで固定する方法もあります。
収納するときはどうする?
ダンボールハウスの最大の悩みは、やはり大きさです。
長期間使わない場合は、
屋根だけ外して
箱を折りたたむ
方法がおすすめです。
屋根を完全に接着せず、テープで固定しておくと解体しやすくなります。
捨てるときも考えて作ろう
飾り付けに大量のプラスチックパーツなどを使うと、処分するときに取り外す必要が出てくることがあります。
そのため、
- クレヨン
- ペン
- 紙
- マスキングテープ
などを中心に飾ると、片付けも比較的簡単です。
よくある質問
大きなダンボールがありません
複数のダンボールをガムテープでつなげても作れます。
ただし初心者の場合は、最初から複数の箱を組み合わせるより、できるだけ大きな箱を1個用意した方が簡単です。
屋根用のダンボールがありません
屋根なしでも問題ありません。
また、大きな箱を開いて平らにしたダンボールを屋根として使用することもできます。
子どもと一緒に作れますか?
できます。
カッターを使う工程は大人が行い、
子どもには、
- 線を書く
- シールを貼る
- 絵を描く
- 表札を作る
などを担当してもらうと一緒に楽しめます。
きれいに作れなくても大丈夫?
まったく問題ありません。
多少曲がっていても、テープが見えていても、遊ぶには十分です。
むしろ子ども自身が絵を描いたり、シールを貼ったりすると、その家だけの特別なダンボールハウスになります。
まずは「遊べる状態」まで作ればOK
ダンボールハウスを見ると、
「こんなにきれいに作れない」
と思ってしまうかもしれません。
しかし最初から写真のような完成度を目指す必要はありません。
まずは、
大きな箱を用意する
↓
玄関を作る
↓
窓を作る
↓
余裕があれば屋根を付ける
これだけで十分です。
工作が得意でなくても、一つずつ進めれば形になります。
そして多少曲がった家でも、子どもが楽しんで遊んでくれれば大成功です。
家に大きなダンボールが余っている方は、捨てる前にぜひ親子でダンボールハウス作りを楽しんでみてください。