「子どもに夏祭り気分を味わわせてあげたい」
「でも、暑い中の外出や人混みは少し大変……」
そんな日に楽しめるのが、家の中で開くおうち縁日です。
ペットボトルや紙コップ、新聞紙など、家にあるものを使えば、大がかりな準備をしなくても縁日らしい遊びを作れます。遊ぶ距離やルールを変えれば、年齢差のあるきょうだいも一緒に参加しやすくなります。
この記事では、ペットボトル輪投げ・ボウリングを中心に、おうち縁日に取り入れやすい遊びを7つ紹介します。遊びの選び方、会場の作り方、当日の流れ、景品、安全対策までまとめたので、できそうなものから選んでみてください。
雨の日にできる遊びを幅広く探したい方は、雨の日に家でできる室内遊び10選も参考になります。
- 先に結論|遊びは3〜4個選べば十分
- おうち縁日の遊び7選一覧
- おうち縁日を始める前の準備
- 1.夏祭りらしさが出る「ペットボトル輪投げ」
- 2.倒れる瞬間が楽しい「ペットボトルボウリング」
- 3.硬い弾を使わない「紙コップ射的」
- 4.室内で片づけやすい「水なし金魚すくい」
- 5.最後にゆっくり食べる「お菓子すくい」
- 6.景品なしでも楽しめる「手作りくじ引き」
- 7.最後までワクワクする「おうち宝探し」
- 60分で楽しむ当日の流れ
- おうち縁日をおしゃれに見せる工夫
- 年齢差のあるきょうだいが楽しむルール
- 景品を買いすぎずに盛り上げる方法
- 安全に遊ぶためのチェックポイント
- よくある質問
- まとめ|家にあるもので、わが家だけのお祭りを楽しもう
- 参考にした公的情報
先に結論|遊びは3〜4個選べば十分
おうち縁日だからといって、最初から7つ全部を用意する必要はありません。
初めてなら、次の組み合わせがおすすめです。
- 輪投げまたはボウリング
- 紙コップ射的または水なし金魚すくい
- くじ引きまたは宝探し
- 必要なら最後にお菓子すくい
体を動かす遊び、座ってできる遊び、最後のお楽しみを1つずつ選ぶと、少ないコーナーでも変化が生まれます。
手書きの看板やチケットを添えるだけでも、いつものリビングが「今日だけのお祭り会場」に変わります。完璧に作り込むより、親子ともに疲れず楽しめる量にすることが大切です。
おうち縁日の遊び7選一覧

| 遊び | 主な材料 | 遊びのタイプ | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| ペットボトル輪投げ | ペットボトル、新聞紙、テープ | 投げる | 距離で難しさを変えやすい |
| ペットボトルボウリング | ペットボトル、やわらかいボール | 転がす | 倒れる瞬間が分かりやすい |
| 紙コップ射的 | 紙コップ、新聞紙 | 投げる | 硬い弾を使わず作れる |
| 水なし金魚すくい | 画用紙、箱、トング | つかむ | 水を使わず片づけやすい |
| お菓子すくい | 個包装のお菓子、箱、おたま | すくう | 最後のお楽しみにしやすい |
| 手作りくじ引き | 紙、ペン、袋 | 引く | 景品なしでも工夫できる |
| おうち宝探し | カード、封筒 | 探す | 家全体を使って楽しめる |
材料が足りないときは、100均で作れる子どもの遊び道具も参考にしながら、必要なものだけ買い足すと準備しやすくなります。
おうち縁日を始める前の準備
参加する人数と遊ぶ場所を決める
まず、参加する人数と使える場所を確認します。
リビング全体を使えなくても、遊びを箱やトレーごとに分け、1つ終わるたびに入れ替えれば大丈夫です。すべてのコーナーを同時に並べる必要はありません。
輪投げ・ボウリング・射的は、テレビ、窓ガラス、背の高い家具に向かって投げない配置にします。遊ぶ子と待つ子の場所を分けると、ぶつかりにくくなります。
前日と当日の作業を分ける
準備を一度に終わらせようとすると疲れてしまいます。ペットボトルを洗って乾かす作業や、くじを書く作業は前日までに済ませておくとラクです。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 前日まで | ペットボトルを洗う、新聞紙の輪や紙の的を作る、くじを書く |
| 当日の開始前 | 遊びを並べる、立ち位置を決める、チケットを用意する |
| 遊ぶ直前 | ふたやテープの緩み、小さな部品、床の滑りやすさを確認する |
チケットやスタンプカードを作る
画用紙を小さく切り、「わなげ」「ボウリング」「くじ」などと書くだけで縁日チケットになります。
1つ遊んだらシールを貼り、全部回ったら最後のお楽しみに進む流れにすると、お祭り会場を回っているような気分になります。
人数が少ない場合や、自由に遊びたい場合は、チケットを使わなくても構いません。子どもの性格に合わせて取り入れてください。
1.夏祭りらしさが出る「ペットボトル輪投げ」

ペットボトル輪投げは、準備が比較的簡単で、おうち縁日の中心にしやすい遊びです。
ここでは縁日コーナーとして取り入れる要点を紹介します。
用意するもの
- 空のペットボトル3〜6本
- 新聞紙またはチラシ
- ビニールテープ
- 少量の水
- シールや色紙
準備のポイント
洗ったペットボトルに少量の水を入れ、ふたをしっかり閉めてテープで固定します。新聞紙を細長く丸めて輪にし、つなぎ目が外れないようテープで補強します。
ボトルごとに色や点数を付けると、縁日のゲームらしくなります。
縁日での遊び方
1人3投など回数を決め、入った輪の点数を合計します。
小さい子はボトルの近くから、大きい子や大人は少し遠くから投げると、同じ道具でも難しさを調整できます。家族全員の合計点で目標を目指す協力ルールもおすすめです。
ペットボトルへ入れる水の量、輪の作り方、点数ルールは、ペットボトル輪投げの作り方で詳しく紹介しています。
2.倒れる瞬間が楽しい「ペットボトルボウリング」

ボールを転がしてピンを倒すペットボトルボウリングは、ルールが伝わりやすく、小さい子も参加しやすい遊びです。
用意するもの
- 空のペットボトル6〜10本
- 室内用のやわらかいボール
- 少量の水
- 数字を書いた紙やシール
準備のポイント
洗ったボトルをピンのように並べます。軽すぎて勝手に倒れる場合は、底が安定する程度の水を入れ、ふたをテープで固定します。
水を入れすぎると倒れにくくなるため、少しずつ調整します。ボールがない場合は、室内の安全を確認したうえで、清潔な靴下を丸めたものを使う方法もあります。
縁日での遊び方
床にスタートラインを作り、1人2回ずつボールを転がします。
小さい子は倒れた本数を数えるだけでも楽しめます。小学生には、数字を付けたボトルの合計点を競うルールや、全部倒せたら追加でもう1回投げられるルールを加えてもよいでしょう。
倒れない・倒れすぎるときの調整や点数ルールは、ペットボトルボウリングの作り方にまとめています。
輪投げやボウリング以外のペットボトル工作も知りたい方は、子どもが喜ぶ手作りおもちゃ|ペットボトルで簡単に作れる遊びも参考にしてください。
3.硬い弾を使わない「紙コップ射的」

射的は縁日らしい遊びですが、室内では硬い弾や勢いよく飛ぶ道具を避け、丸めた新聞紙を投げる「的当て方式」にすると取り入れやすくなります。
用意するもの
- 紙コップ6〜10個
- 新聞紙またはチラシ
- テープ
- 点数を書いた紙
- 低いテーブルまたはダンボール箱
準備と遊び方
紙コップに点数や絵を描き、横一列またはピラミッド型に並べます。新聞紙を子どもの手に収まる大きさに丸め、ほどけないようテープで包みます。
1人3球ずつ投げ、倒れた紙コップの点数を合計します。
小さい子にはコップを大きく間隔を空けて並べ、近くから投げてもらいます。大きい子には高得点のコップを奥に置くと、同じコーナーで難しさを変えられます。
投げる前に前方に人がいないことを確認し、「顔には投げない」「順番に1人ずつ投げる」と約束しておきましょう。
4.室内で片づけやすい「水なし金魚すくい」

水を使わず、画用紙の金魚をトングやおたまで集める遊びです。
リビングの床がぬれにくく、遊び終わった後の片づけも簡単です。
用意するもの
- 赤やオレンジの画用紙
- 浅い箱、洗面器または大きなかご
- 子どもが扱いやすいトングまたはおたま
- 紙皿
- ペン
準備と遊び方
画用紙に大きめの金魚を描き、大人が切り抜きます。子どもには、目や模様を描いてもらうと準備から楽しめます。
金魚を浅い容器へ並べ、トングやおたまで紙皿に移します。
小さい子には「赤い金魚を3匹集めよう」と声をかけ、小学生には金魚の裏へ点数を書いて合計を競うルールにすると遊びやすくなります。
暑い日に屋外やお風呂場で水を使った遊びをしたい場合は、ペットボトルで作る水遊びおもちゃ5選も参考になります。
5.最後にゆっくり食べる「お菓子すくい」

個包装のお菓子を箱やかごに入れ、おたまやトングですくう遊びです。
普段のおやつを数種類並べるだけでも、「自分ですくんだ」という特別感が生まれます。
用意するもの
- 個包装のお菓子
- 大きめの箱やかご
- おたままたはトング
- 持ち帰り用の紙袋
遊び方
「おたまで1回」「トングで3個」など、先に取れる回数を決めます。
お菓子の大きさに差があると取り合いになりやすいため、最後は同じくらいの個数になるよう大人が調整しても構いません。食物アレルギーがある場合は原材料表示を確認し、子どもごとに選べるものを分けておきます。
お菓子はゲーム中に食べず、すべての遊びが終わってから、座って落ち着いて食べましょう。
消費者庁は、食べ物を口に入れたまま遊んだり大声を出したりすると、窒息・誤嚥の危険があるとして注意を呼びかけています。また、硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないよう案内しています。年齢や発達に合う食品を選び、大人が見守ってください。消費者庁「豆類などをはじめとする食品での窒息や誤嚥に注意」
6.景品なしでも楽しめる「手作りくじ引き」

くじ引きは、紙、ペン、中が見えない袋があれば準備できます。
高価な景品を用意しなくても、家族だけの内容にすれば十分に盛り上がります。
用意するもの
- 折り紙または画用紙
- ペン
- 中が見えない袋や箱
- 必要に応じて景品
くじのアイデア
- 好きな遊びをもう1回できる券
- 今日のおやつを選べる券
- 寝る前の絵本を選べる券
- 折り紙の手作りメダル
- シールや小さな文房具
紙は同じ大きさに折り、中が見えない袋から1枚ずつ引きます。
小さい子がいる場合は当たり・外れを作らず、すべてのくじに何か楽しい内容を入れると、穏やかに遊びやすくなります。市販の景品を使う場合は、対象年齢と部品の大きさを確認してください。
7.最後までワクワクする「おうち宝探し」

お宝カードを部屋の中に隠し、ヒントを頼りに探すゲームです。
縁日の最後に行うと、イベントの締めくくりになります。
用意するもの
- 大きめのお宝カード3〜5枚
- 封筒
- ヒントを書いた紙
- 手作りメダルや引換券
遊び方
最初のヒントに「いつも靴を置く場所」「冷たい飲み物が入っている場所の近く」などと書き、見つけたカードに次のヒントを付けます。
小さい子には色や絵で場所を示し、小学生には簡単ななぞなぞや文字の並べ替えを入れると、同じ遊びでも難しさを変えられます。
小さなおもちゃやお菓子を直接隠すのではなく、大きな紙の引換券を使うと見失いにくくなります。高い場所、家具のすき間、キッチン、浴室など、危険のある場所には隠さないようにしましょう。
60分で楽しむ当日の流れ
おうち縁日は、長時間続けなくても楽しめます。次の流れは一例なので、子どもの様子に合わせて途中で休憩を入れてください。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 0〜5分 | チケットを渡し、遊び方と安全の約束を伝える |
| 5〜20分 | 輪投げ・ボウリング |
| 20〜35分 | 紙コップ射的・水なし金魚すくい |
| 35〜45分 | くじ引き・宝探し |
| 45〜60分 | 手洗いをして、お菓子を座って食べる・写真を撮る |
子どもが同じ遊びを気に入ったら、予定どおり進める必要はありません。「もう1回」をゆっくり楽しめるのも、おうち縁日の良さです。
おうち縁日をおしゃれに見せる工夫

色を3色ほどにそろえる
赤・水色・黄色など、使う色を決めて、看板、チケット、ペットボトルの飾りに繰り返し使います。材料が違っても色がそろうと、会場にまとまりが出ます。
屋台ごとに手書き看板を置く
「わなげ」「しゃてき」「1回3球」などと大きく書いた紙を、遊びの前に置きます。子どもに文字や絵を描いてもらえば、準備そのものが家族時間になります。
箱やトレーごと入れ替える
狭い部屋では、遊びをすべて並べず、箱ごと順番に入れ替えます。使わない道具を端へ片づけられるので、遊ぶ場所も確保しやすくなります。
浴衣にこだわりすぎない
浴衣がなくても、うちわ、手作りのお面、紙のメダルがあればお祭り気分は出せます。写真映えよりも、準備する大人と子どもが無理なく楽しめることを優先しましょう。
年齢差のあるきょうだいが楽しむルール
同じ条件で点数を競うと、大きい子が有利になりやすくなります。道具を作り直さず、距離や回数だけ変えると参加しやすくなります。
| 調整するもの | 小さい子 | 大きい子・大人 |
|---|---|---|
| 投げる距離 | 的の近くから | 少し遠くから |
| 輪やボール | 大きめを使う | 小さめを使う |
| 挑戦回数 | 1〜2回増やす | 基本回数で行う |
| 点数 | 成功したら同じ点数 | 距離別・的別に点数を付ける |
| 目標 | 入る・倒れる体験を楽しむ | 合計点や記録に挑戦する |
勝ち負けで空気が悪くなりそうなときは、家族全員の合計点で目標を目指す「協力ルール」に変えてみてください。
景品を買いすぎずに盛り上げる方法
おうち縁日のたびに、新しい景品を買う必要はありません。
- 折り紙の手作りメダル
- 好きな遊びをもう1回できる券
- 家族写真を選べる券
- 寝る前の絵本を選べる券
- 手書きの表彰状
「輪投げ名人」「ボウリングがんばった賞」「やさしく順番を待てた賞」など、点数だけでなく過程を見つけて表彰すると、それぞれにうれしい思い出が残ります。
安全に遊ぶためのチェックポイント
小さな部品を使わない・残さない
ペットボトルのふた、シール、小さな景品などは、乳幼児が口に入れる可能性があります。
消費者庁は、子どもの口の大きさは直径約4cmで、それより小さいものは口の中に入り、誤飲につながる可能性があると案内しています。小さな部品が外れないかを確認し、遊び終わったら乳幼児の手の届かない場所に片づけてください。消費者庁「おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意」
切る作業は大人が担当する
ペットボトルや厚いダンボールを切る場合は、大人が作業します。切り口があるときは、手が触れないようテープで十分に覆います。
投げる場所と待つ場所を分ける
輪投げ、ボウリング、射的は、一斉に遊ばず1人ずつ順番に行います。投げる方向に人がいないことを毎回確認しましょう。
遊ぶ時間と食べる時間を分ける
お菓子を口に入れたまま走ったり、笑ったり、次のゲームへ移動したりしないよう、食べる場所と時間を分けます。年齢や発達に合う食品を選び、大人が見守ってください。
遊ぶ直前に道具を点検する
テープがはがれていないか、ペットボトルのふたが緩んでいないか、新聞紙ボールがほどけていないかを確認します。壊れたものは、その場で直すか使用をやめましょう。
よくある質問
おうち縁日は何日前から準備すればいいですか?
ペットボトルを洗って乾かす時間が必要なので、前日までに材料をそろえておくと進めやすくなります。
ただし、遊びを3つほどに絞れば当日でも準備できます。新聞紙の輪、紙コップの的、紙のくじなど、短時間で作れるものから始めてください。
狭いリビングでもできますか?
すべての遊びを同時に並べず、箱やトレーごと入れ替えれば楽しめます。
投げる場所を確保しにくい場合は、水なし金魚すくい、くじ引き、宝探しを中心にすると取り入れやすいです。
何歳くらいから楽しめますか?
遊び方を年齢や発達に合わせれば、小さい子も参加できます。
ただし、乳幼児は小さな部品を口に入れる可能性があります。大きな紙ややわらかいボールを使い、大人がそばで見守ってください。市販の道具を使う場合は、表示された対象年齢と注意事項も確認します。
景品は何を用意すればいいですか?
シール、折り紙、手作りメダルなどでも楽しめます。物を増やしたくない場合は、「遊びをもう1回できる券」や「絵本を選べる券」も使えます。
年齢の低い子には、誤飲のおそれがある小さな景品を避けてください。
親が準備で疲れないコツはありますか?
7つ全部を作らず、子どもが好きな遊びを3〜4個選ぶことです。
飾りも完璧に作らず、手書きの看板とチケットがあれば十分です。子どもに色塗りやシール貼りを任せ、準備もイベントの一部にしてみてください。
まとめ|家にあるもので、わが家だけのお祭りを楽しもう
今回紹介したおうち縁日の遊びは、次の7つです。
- ペットボトル輪投げ
- ペットボトルボウリング
- 紙コップ射的
- 水なし金魚すくい
- お菓子すくい
- 手作りくじ引き
- おうち宝探し
初めからすべて作る必要はありません。
まずは輪投げかボウリングを1つ選び、くじ引きや宝探しを加えるだけでも、十分に縁日らしい時間になります。
きれいに完成させることより、子どもと一緒に看板を描いたり、ルールを相談したりする時間が、家族の楽しい思い出につながります。
ほかにも、お金をかけずに過ごすアイデアを探したい方は、お金をかけずに家族で楽しむ休日アイデア10選も参考にしてください。