雨の日や暑すぎる日は、子どもと家の中で何をして遊ぶか悩みませんか?
新しいおもちゃを買わなくても、空になったペットボトルがあれば、親子で楽しめる「ペットボトルけん玉」を作れます。
今回作るのは、ペットボトルの底だけを切り落とし、広くなった切り口で新聞紙の玉を受けるシンプルなけん玉です。
別の持ち手を付けたり、ペットボトルを2本つなげたりする必要はありません。
使用するのは、基本的に次の4つです。
- 500~600mlのペットボトル
- 新聞紙
- ひも
- ビニールテープ
この記事では、実際に再現しやすい作り方に絞って、ペットボトルを切る位置、ひもの付け方、遊びやすくする調整方法まで順番に紹介します。
ペットボトルを使ったほかの工作も探している方は、子どもが喜ぶペットボトル手作りおもちゃのアイデアも参考にしてください。
安全上のお願い
ペットボトルをカッターやはさみで切る作業は、必ず大人が行ってください。完成後も、子どもだけで長時間遊ばせず、ひもや切り口の状態を大人が確認してください。
- ペットボトルけん玉はどんな仕組み?
- ペットボトルけん玉の材料
- 作りやすいペットボトルの選び方
- ペットボトルけん玉の作り方
- 1.ペットボトルを洗って乾かす
- 2.底から4~5cmの位置に線を引く
- 3.ペットボトルの底を切り落とす
- 4.切り口をビニールテープで覆う
- 5.ひもをペットボトルに取り付ける
- 6.新聞紙で玉を作る
- 7.ひもの長さを調整する
- 8.全体を確認して完成
- ペットボトルけん玉の持ち方
- 基本の遊び方
- 玉が入らないときの調整方法
- 玉が左右に大きく揺れる
- 玉がペットボトルまで届かない
- 玉が入っても跳ね返る
- ペットボトルが持ちにくい
- 難易度を変えて遊ぶ方法
- 家族で楽しめる点数ルール
- かわいく飾るアレンジ
- マスキングテープを貼る
- 動物の顔にする
- 季節のデザインにする
- 雨の日や暑い日の室内遊びにも使える
- 遊ぶときの注意点
- ペットボトルけん玉のよくある質問
- まとめ|ペットボトルの底を切るだけでけん玉が作れる
- 参考資料
ペットボトルけん玉はどんな仕組み?
今回作るけん玉は、ペットボトルの底を切り落とし、上下を逆さにして使います。
広い切り口が玉を受ける部分になり、ペットボトルの中央から飲み口付近を持って遊ぶ仕組みです。

切り落とすのは、ペットボトルの底から4~5cm程度の部分だけです。
ペットボトルの上半分だけを短く切る方法よりも、本体部分を長く残した方が持ちやすく、子どもも玉を受け止めやすくなります。
ペットボトルけん玉の材料
ペットボトルけん玉1個分の材料は、次のとおりです。
必要な材料
- 500~600mlの空のペットボトル:1本
- 新聞紙または不要な紙:2~3枚
- 太めのたこ糸またはひも:約30~40cm
- ビニールテープ
- セロハンテープ

必要な道具
- はさみ
- カッター
- 油性ペン
- 定規
飾り付けに使えるもの
- マスキングテープ
- 丸シール
- 色画用紙
- 折り紙
- カラーペン
飾り付け用の材料は、すべてそろえる必要はありません。
切り口を保護するビニールテープと、玉を固定するテープがあれば作れます。
工作材料を少し買い足したい場合は、100均で作れる子どもの遊び道具も参考になります。
作りやすいペットボトルの選び方

ペットボトルは、一般的な500~600mlサイズが扱いやすいです。
次のような形を選ぶと作りやすくなります。
- 本体が丸型または四角型
- 中央部分を手で握りやすい
- 薄すぎず、簡単につぶれない
- 飲み口の下にひもを結べるくびれがある
- 洗ってきれいに乾かせる
水やお茶の柔らかいペットボトルでも作れますが、握ると大きくへこむ場合があります。
遊びやすさを重視するなら、少し硬めのペットボトルを選ぶとよいでしょう。ただし、硬いものほど切る作業に力が必要になるため、大人が慎重に作業してください。
ペットボトルけん玉の作り方
ここからは、実際に作れる手順を順番に紹介します。
1.ペットボトルを洗って乾かす
空のペットボトルの中をよく洗い、ラベルを剥がします。
水分が残っているとテープが付きにくくなるため、完全に乾かしてから工作を始めてください。
ラベルの粘着部分が残った場合は、無理にきれいに取らなくても問題ありません。上からテープや色画用紙を貼れば隠せます。
2.底から4~5cmの位置に線を引く

ペットボトルの底から4~5cm程度の位置に、油性ペンで一周線を引きます。
切る位置が高すぎると玉を受ける部分が浅くなり、低すぎると底の丸みが残って切りにくくなります。
最初は、底の形が終わって本体がまっすぐになる位置を目安にしてください。
3.ペットボトルの底を切り落とす

油性ペンで引いた線に沿って、ペットボトルの底を切り落とします。
最初にカッターで小さな切り込みを入れ、そこからはさみを差し込んで一周切ると作業しやすくなります。
この工程は危険を伴うため、必ず大人が行ってください。
多少切り口が曲がっても、あとからビニールテープで覆うため、大きな問題はありません。
ただし、極端に尖った部分ができた場合は、はさみで少しずつ整えてください。
4.切り口をビニールテープで覆う

切ったペットボトルの縁は、薄く鋭くなっていることがあります。
ビニールテープの幅の半分を外側に貼り、残り半分を内側へ折り込むようにして、切り口全体を覆ってください。
一周だけでは不安な場合は、2周ほど重ねて貼ります。
最後に指で軽く触り、次の点を確認しましょう。
- 尖った部分が出ていない
- 切り口が見えていない
- テープが浮いていない
- 指を引っかける場所がない
消費者庁も、子どもが使うおもちゃについて、尖った角や先端、取れやすい小さな部品がないか確認するよう注意を呼びかけています。
5.ひもをペットボトルに取り付ける
ひもの片方を、キャップのすぐ下にある飲み口のくびれ部分へ結びます。
次の手順で固定してください。
- ひもを飲み口の根元に一周させる
- 固結びを2回する
- 軽く引っ張り、外れないか確認する
- 結び目の上からビニールテープを巻く
- もう一度引っ張って確認する

ひもは、キャップの上ではなく、飲み口の根元に取り付けます。
軽い新聞紙玉を使用するため、二重に結んでテープで補強すれば固定しやすくなります。
ペットボトルの形によっては、飲み口の下に結び目を固定できるくびれがない場合があります。その場合は、無理に使用せず、別の形のペットボトルへ交換してください。
6.新聞紙で玉を作る
新聞紙や不要な紙を丸めて、直径5~6cm程度の玉を作ります。
玉を作るときは、ひもの反対側の端を新聞紙の中央に入れます。

玉の作り方
- ひもの先端に大きめの結び目を作る
- 結び目を新聞紙の中央に置く
- 結び目を包むように新聞紙を丸める
- 直径5~6cm程度の玉にする
- 玉全体をセロハンテープで固定する
- ひもを引っ張り、抜けないか確認する
新聞紙は強く押し固めすぎず、少し柔らかさを残してください。
玉が硬すぎると、手や顔に当たったときに痛くなるほか、ペットボトルへ入ったときに跳ね返りやすくなります。
消費者庁によると、子どもの口の大きさは直径約4cmで、それより小さいものは口の中に入り、誤飲につながる可能性があります。この記事では4cmを超えるように、直径5~6cm程度を一つの目安としています。
ただし、直径5~6cmであれば事故が起こらないという意味ではありません。乳幼児がいる家庭では、遊んでいないときも手の届かない場所に保管してください。
7.ひもの長さを調整する

ペットボトルから玉までのひもの長さは、最初は25~30cm程度にします。
ひもが長すぎると、玉が大きく揺れて入りにくくなるうえ、周囲の人や物に当たりやすくなります。
| 遊び方 | ひもの長さの目安 |
|---|---|
| 初めて挑戦する | 約20~25cm |
| 基本の長さ | 約25~30cm |
| 慣れてきたら | 約30~35cm |
| 難しくしたい | 約35~40cm |
子どもの身長や遊びやすさに合わせて、少しずつ調整しましょう。
最初は短めにして、子どもが慣れてきたら少しずつ長くする方法がおすすめです。
長いひもやコードは首に巻き付く危険があるため、必要以上に長くせず、首や手足に巻いて遊ばないようにしてください。消費者庁も、子ども用のおもちゃを確認するポイントとして、首に巻き付くような長いコードがないか確認するよう案内しています。
8.全体を確認して完成
最後に、次の部分を確認します。
- 切り口が完全にテープで覆われている
- ひもが飲み口から外れない
- 玉からひもが抜けない
- 玉が小さすぎない
- テープが剥がれかけていない
- ペットボトルに割れや亀裂がない
問題がなければ、ペットボトルけん玉の完成です。

ペットボトルけん玉の持ち方
ペットボトルは、切り口を上に向けて持ちます。
本体中央から飲み口に近い部分を、片手で包むように握ってください。
飲み口だけを指先で持つよりも、ペットボトル本体を握った方が安定します。
子どもの手が小さい場合は、細身で中央部分がくびれているペットボトルを使うと持ちやすくなります。
基本の遊び方
基本の遊び方は、新聞紙の玉を軽く上げ、ペットボトルの広い切り口で受けるだけです。

遊び方の手順
- ペットボトルの切り口を上に向ける
- 玉を真下に垂らす
- 膝を軽く曲げる
- 膝を伸ばしながら玉を上へ動かす
- 玉の下へペットボトルを移動する
- 広い切り口で玉を受ける
腕だけで勢いよく振り上げると、玉が前後左右に大きく動きます。
最初は高く上げようとせず、玉を小さく浮かせる感覚で練習しましょう。
ペットボトルを使ったゲーム遊びが好きな子どもには、ペットボトル輪投げの作り方と点数ルールもおすすめです。
玉が入らないときの調整方法

ペットボトルけん玉は、作り方が同じでも、ひもの長さや玉の重さによって難易度が変わります。
うまく入らない場合は、子どもの運動能力だけが原因とは限りません。
玉が左右に大きく揺れる
腕を前へ振り出しているか、ひもが長すぎる可能性があります。
次の方法を試してください。
- ひもを5cmほど短くする
- 腕ではなく膝を使う
- 玉を真上に上げる
- 最初は小さく動かす
- 周囲に十分な広さを確保する
玉がペットボトルまで届かない
ひもが長すぎるか、玉を上げる動きが小さい可能性があります。
まずはひもを20~25cm程度に短くして、玉が切り口付近まで届くか確認してください。
玉が入っても跳ね返る
新聞紙の玉が硬すぎる可能性があります。
玉を作り直し、少し柔らかく仕上げてください。
また、玉が小さすぎるとペットボトルの中で跳ねやすくなります。直径5~6cm程度を目安に調整しましょう。
ペットボトルが持ちにくい
中央部分が太すぎるペットボトルは、子どもの手では握りにくいことがあります。
次の方法を試してください。
- 細身のペットボトルに替える
- 中央がくびれた形を選ぶ
- 持つ部分にビニールテープを巻く
- 滑り止めとしてマスキングテープを重ねる
持ち手として別の筒やペットボトルを継ぎ足すと、構造が複雑になり、固定部分が外れる可能性もあります。
今回の作り方では、ペットボトル本体をそのまま持ち手として使用します。
難易度を変えて遊ぶ方法
基本の遊び方に慣れてきたら、少しずつルールを追加してみましょう。
初めて遊ぶ場合
- ひもを20~25cmにする
- 玉を大きめにする
- 大人が手を添える
- 1回入れば成功にする
- 座った状態でゆっくり練習する
慣れてきた場合
- 5回中何回入るか数える
- 連続成功回数を記録する
- 利き手ではない方で挑戦する
- 親子で交代しながら遊ぶ
- ひもを5cm長くする
小学生向けの遊び方
- 30秒間で入った回数を競う
- 10回中何回成功するか記録する
- 左右の手で交互に挑戦する
- 親子で合計10回を目指す
- 自分で点数ルールを作る
難しい技に挑戦するときも、玉を勢いよく振り回さないようにしてください。
家族で楽しめる点数ルール
親子やきょうだいで遊ぶ場合は、簡単な点数を決めると盛り上がります。
| 遊び方 | 点数 |
|---|---|
| 普通に玉を入れる | 1点 |
| 2回連続で入れる | 2点 |
| 利き手ではない手で入れる | 2点 |
| 3回連続で入れる | 3点 |
| 親子で交互に成功する | 3点 |
小さな子どもと大人が対戦する場合は、大人だけひもを長くするなど、ハンデを付けると一緒に楽しみやすくなります。
勝ち負けだけを重視せず、「昨日より1回多く入った」など、子どもの上達を一緒に喜ぶ遊び方もおすすめです。
かわいく飾るアレンジ

シンプルなペットボトルけん玉でも、テープや色画用紙を使うと自分だけのおもちゃになります。
マスキングテープを貼る
切り口をビニールテープで保護したあと、その上からマスキングテープを貼ります。
切り口の保護には、剥がれやすいマスキングテープだけを使わず、先にビニールテープを貼ってください。
動物の顔にする
ペットボトルに目や口を付け、玉を食べ物に見立てます。
例えば、次のような組み合わせがあります。
- カエルと虫
- ウサギとニンジン
- クマとハチミツ
- ネコと魚
- 恐竜と卵
取れやすいビーズやボタンは使わず、油性ペン、テープ、紙などで飾る方が安心です。
季節のデザインにする
- 春:花、チョウ、桜
- 夏:スイカ、海、花火
- 秋:どんぐり、ハロウィン
- 冬:雪だるま、クリスマス
完成した作品を写真に残しておけば、子どもの工作記録にもなります。
雨の日や暑い日の室内遊びにも使える
ペットボトルけん玉は、大きな場所を必要としないため、雨の日や外へ出にくい日の室内遊びにも使えます。
ただし、狭い場所で勢いよく玉を振り回すのは危険です。
テレビ、窓、照明、食器などから離れ、周囲に人がいないことを確認して遊びましょう。
けん玉だけでは時間を持て余してしまう日は、雨の日に家でできる室内遊び10選や、お金をかけずにできる室内遊びの実例5選も参考にしてください。
夏に水を使った遊びを楽しみたい方には、ペットボトルで作る水遊びおもちゃ5選もおすすめです。
遊ぶときの注意点
ペットボトルけん玉は家にある材料で作れますが、市販のおもちゃのように安全試験を受けた製品ではありません。
作った大人が、毎回状態を確認してください。
ペットボトルを切る作業は大人が行う
カッターとはさみを使う工程は、必ず大人が行ってください。
子どもには、新聞紙を丸める作業や飾り付けを担当してもらいましょう。
切り口を完全に覆う
ビニールテープが剥がれ、ペットボトルの切り口が見えてきた場合は、そのまま遊ばないでください。
貼り直しても固定できない場合は、新しく作り直しましょう。
ひもを必要以上に長くしない
ひもは、子どもの首や手足に巻き付かないよう、遊びに必要な長さだけにします。
遊んでいないときはペットボトル本体に巻き付け、子どもの手が届かない場所に保管してください。
玉を小さくしない
新聞紙玉は、直径5~6cm程度を目安に作ります。
特に乳幼児がいる家庭では、玉やテープの切れ端を床やテーブルに放置しないでください。
周りに人や壊れやすい物がないか確認する
遊ぶ前に、周囲を片付けます。
- 顔の近くで振らない
- きょうだいに向けない
- テレビや窓から離れる
- 食器や飲み物を片付ける
- 椅子や段差の近くで遊ばない
毎回、破損を確認する
遊ぶ前に、次の点を確認してください。
- ペットボトルに割れや亀裂がない
- 切り口が露出していない
- ひもの結び目が緩んでいない
- 新聞紙玉が崩れていない
- テープが剥がれていない
一つでも問題がある場合は、補修または作り直しをしてから遊びましょう。
ペットボトルけん玉のよくある質問
ペットボトルは何mlがおすすめですか?
最初は500~600ml程度がおすすめです。
1~1.5Lのペットボトルは受け口が広くなりますが、本体も太くなるため、小さな手では持ちにくくなることがあります。
ペットボトルのどこを切りますか?
底から4~5cm程度の位置を切ります。
上半分を短く切るのではなく、ペットボトル本体を長く残すのがポイントです。
ひもはどこに付けますか?
キャップのすぐ下にある、飲み口の根元へ二重に結びます。
結び目の上からビニールテープを巻き、外れないように補強してください。
ひもの長さは何cmがよいですか?
最初は25~30cm程度がおすすめです。
難しい場合は20~25cmに短くし、慣れてきたら5cmずつ長くします。
毛糸でも作れますか?
太めで伸びにくい毛糸であれば使用できます。
細い毛糸や伸びやすいゴムひもは、絡まりやすかったり、玉の動きが安定しなかったりするため避けた方がよいでしょう。
玉は新聞紙以外でも作れますか?
チラシや不要なコピー用紙でも作れます。
顔や家具に当たることを考え、硬いボール、石、ビー玉などは使用しないでください。
切り落としたペットボトルの底は使いますか?
今回のけん玉作りでは使用しません。
切り口が鋭くなっているため、子どもの手が届かないように処分してください。別の工作に使用する場合は、切り口をテープで完全に覆います。
まとめ|ペットボトルの底を切るだけでけん玉が作れる
ペットボトルけん玉は、空のペットボトル、新聞紙、ひも、テープを使って作れる手作りおもちゃです。
作り方の重要なポイントは、次のとおりです。
- ペットボトルの底から4~5cmを切る
- 本体を長く残して持ち手にする
- 切り口をビニールテープで完全に覆う
- ひもを飲み口の根元に二重に結ぶ
- 新聞紙玉は直径5~6cm程度にする
- ひもの長さは25~30cmから始める
- 遊ぶ前に大人が破損を確認する
最初から玉が入らなくても、ひもを短くしたり、新聞紙玉を少し大きくしたりすると遊びやすくなります。
親子で作る時間も含めて、お金をかけすぎない室内遊びとして楽しんでみてください。
ペットボトルを使った次の遊びを探すときは、子どもが喜ぶペットボトル手作りおもちゃのアイデアもあわせてご覧ください。
参考資料
- 消費者庁「おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!」
- 消費者安全調査委員会「玩具による乳幼児の気道閉塞事故」
- 消費者庁「オンラインでおもちゃを買うとき、どんなことに注意したらいいの?」