子育てをしていると、意外と出費が増えやすいのが子ども服です。
「セールで安かったから買ったのに、ほとんど着なかった」
「去年買っておいた服が、今年はもう小さかった」
「同じような服が何枚もクローゼットに入っている」
このような経験がある方も多いのではないでしょうか。
子ども服を節約するために大切なのは、最安値の商品を探し続けることではありません。
必要な枚数を決めて、必要な服だけを買うことです。
この記事では、子ども服の買いすぎを防ぎながら、無理なく衣服費を抑える方法を10個紹介します。
フリマアプリやおさがりを利用するときの注意点、子ども服を買う前のチェックリストもまとめました。
子どもが大きくなるまでに必要なお金を全体的に確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
子どもが20歳になるまでにかかるお金|結婚から子育てまでの人生マップ
- 子ども服の節約は「安く買う」より「買いすぎを防ぐ」
- 子ども服を買いすぎてしまう主な原因
- 子ども服は何枚必要?洗濯頻度から考えよう
- ① 買い物前に手持ちの服を全部確認する
- ② ワンシーズンの上限枚数を決める
- ③ 必要になってから買う
- ④ 「安いから」という理由だけで買わない
- ⑤ 来年用のセール品は定番服だけにする
- ⑥ 組み合わせやすい色と形を選ぶ
- ⑦ 普段着とお出かけ着で予算を分ける
- ⑧ フリマアプリやリユース店を活用する
- ⑨ おさがりは必要なものだけ受け取る
- ⑩ サイズアウトした服を定期的に手放す
- 中古服やおさがりは安全面も確認する
- 子ども服で節約しやすいもの・しにくいもの
- 子ども服を買う前のチェックリスト
- 子ども服代を家計簿で分けて管理する
- 小学生になると服以外の出費も増えやすい
- 子ども服の節約に関するよくある質問
- まとめ|子ども服は「枚数・時期・用途」を決めると節約しやすい
子ども服の節約は「安く買う」より「買いすぎを防ぐ」
子ども服を節約しようとすると、セールやクーポン、安い店舗を探すことに目が向きがちです。
もちろん、同じ商品を安く買えるなら家計の負担は抑えられます。
しかし、いくら安くても、ほとんど着なかった服は結果的に無駄になってしまいます。
たとえば、1着500円の服でも、着ない服を4着買えば2,000円です。
一方で、少し価格が高くても、何度も着回せる服であれば無駄になりにくくなります。
子ども服を節約するときは、次の順番で考えるのがおすすめです。
- 今ある服を確認する
- 足りない服を決める
- 予算を決める
- 購入する店舗や方法を選ぶ
最初から「どこが安いか」を探すのではなく、まずは「本当に必要か」を確認することが重要です。
子ども服を買いすぎてしまう主な原因
子ども服が増えてしまう原因は、家庭によって異なります。
特に多いのは、次のようなケースです。
- セール価格を見ると買わないともったいないと感じる
- 手持ちの服を確認せずに買い足してしまう
- 来年用を早めに買いすぎる
- 子どもが気に入ると思って買ったものの着てくれない
- 似たような色やデザインを何枚も買ってしまう
- 洗濯が間に合わないことを心配して多めに買う
- 入園・入学前に必要以上にそろえてしまう
買いすぎを防ぐには、自分がどのパターンに当てはまりやすいかを知ることも大切です。
「安い服を見ると買ってしまう」という家庭と、「洗濯が不安で予備を増やしてしまう」という家庭では、必要な対策が異なります。
子ども服は何枚必要?洗濯頻度から考えよう

必要な枚数は、子どもの年齢や生活環境によって変わります。
保育園で着替えを多めに用意する家庭と、制服で通園する家庭では、必要な私服の枚数も異なります。
次の表は、子ども服を管理するときの一つの目安です。
👕 子ども服の必要枚数の目安
洗濯する頻度に合わせて調整してみましょう
| 種類 | ☀️ 毎日洗濯する家庭 | 🧺 2〜3日に1回 洗濯する家庭 |
|---|---|---|
| 👕 トップス | 5〜6枚 | 7〜8枚 |
| 👖 ズボン・スカート | 3〜4枚 | 4〜5枚 |
| 🩲 肌着 | 6〜7枚 | 8〜10枚 |
| 🌙 パジャマ | 2〜3組 | 3組程度 |
| 🧥 上着 | 薄手・厚手を 各1〜2枚 |
薄手・厚手を 各1〜2枚 |
※保育園の置き着替えや外遊びの頻度など、家庭の状況に合わせて調整してください。
あくまで目安なので、家庭の状況に合わせて調整してください。
保育園や幼稚園に置き着替えが必要な場合は、園から指定された分を追加します。
外遊びやスポーツで着替える機会が多い子どもは、トップスやズボンを1〜2枚増やしてもよいでしょう。
反対に、毎日洗濯できる家庭や制服で過ごす時間が長い家庭では、少ない枚数でも回しやすくなります。
大切なのは、一般的な枚数に合わせることではなく、自分の家庭で洗濯が無理なく回る最小枚数を見つけることです。
子ども服を節約する方法10選
① 買い物前に手持ちの服を全部確認する
子ども服を買う前に、まずはクローゼットや収納ケースの中を確認しましょう。
確認したいのは、次の4点です。
- 現在着られる服
- まだ大きくて着られない服
- サイズアウトした服
- 汚れや傷みがある服
収納場所が分かれていると、持っていることを忘れて同じような服を買ってしまうことがあります。
衣替えの時期には、一度すべての服を出して確認するのがおすすめです。
手持ちの服をスマートフォンで撮影しておくと、買い物中にも確認できます。
「黒いズボンは何枚あったかな」
「長袖のトップスは足りていたかな」
と迷ったときに写真を見れば、重複購入を防ぎやすくなります。
② ワンシーズンの上限枚数を決める
子ども服は「何枚必要か」だけでなく、「何枚まで持つか」を決めると増えにくくなります。
たとえば、次のように上限を決めます。
- 半袖トップスは6枚まで
- 長袖トップスは6枚まで
- 普段用のズボンは4枚まで
- お出かけ用は2セットまで
- アウターは薄手と厚手を各1枚まで
上限を超えて新しい服を買う場合は、今ある服を1枚手放します。
いわゆる「1枚買ったら1枚減らす」というルールです。
枚数ではなく、収納スペースで上限を決める方法もあります。
「この引き出しに入る分だけ」と決めれば、数を数えなくても管理しやすくなります。
③ 必要になってから買う
子ども服は、早めに用意しすぎないことも節約につながります。
子どもの成長には個人差があるため、数か月先のサイズを正確に予測するのは簡単ではありません。
早めに買いすぎると、着る時期になったときに次のようなことが起こる場合があります。
- すでにサイズが小さくなっている
- 季節と生地の厚さが合わない
- 子どもの好みが変わっている
- 学校や園の決まりに合わない
- 同じ服をおさがりでもらった
基本は、今の服が小さくなってきたときや、洗濯が回らなくなってきたときに買い足します。
急いで買う必要がない場合は、欲しいと思ってから2〜3日置いて考えるのもおすすめです。
時間を置くことで、本当に必要な服か判断しやすくなります。
④ 「安いから」という理由だけで買わない
セール品や値下げ品を見ると、お得に感じます。
しかし、買う予定がなかった服を購入すれば、支出そのものは増えてしまいます。
購入前に、次の3つを確認しましょう。
- 今シーズン中に着る予定があるか
- 手持ちの服と組み合わせられるか
- 同じ用途の服をすでに持っていないか
3つすべてに当てはまらない場合は、一度購入を見送ります。
「定価より安いか」ではなく、実際に何回着るかを基準に考えることが大切です。
⑤ 来年用のセール品は定番服だけにする

「セールでは買わない」と決めても、シーズン終わりに来年用の服を買いたいこともあります。
来年用を購入する場合は、対象を限定すると失敗しにくくなります。
買いやすいのは、次のような服です。
- 無地の肌着
- シンプルなTシャツ
- 定番色のズボン
- 流行に左右されにくい服
- 子どもが普段から好んで着ている形
反対に、次のような服は来年用として買いすぎないほうが安心です。
- サイズ感が重要なアウター
- 靴や上履き
- 子どもの好みが分かれやすい服
- 行事用の服
- 大きすぎるサイズ
- 流行のデザインが強い服
購入する場合も、現在より1サイズ上までを目安にして、種類ごとに1〜2枚程度に抑えると管理しやすくなります。
⑥ 組み合わせやすい色と形を選ぶ
服の枚数を減らすには、着回しやすさも重要です。
トップスはかわいくても、合わせられるズボンが1枚しかなければ、着る回数が少なくなります。
子ども服を選ぶときは、手持ちの服と2〜3通り以上組み合わせられるか考えてみましょう。
合わせやすい色の例は、次のとおりです。
- ネイビー
- グレー
- ベージュ
- ブラウン
- 黒
- デニム系
すべてを無地にする必要はありません。
柄物や子どもが好きなキャラクター服を取り入れながら、ボトムスをシンプルにすると組み合わせやすくなります。
子ども自身が気に入っていることも重要です。
親が着回しやすいと思っても、子どもが着たがらなければ出番が減ってしまいます。
⑦ 普段着とお出かけ着で予算を分ける
すべての服に同じ金額をかける必要はありません。
公園遊びや学校、保育園などで使う普段着は、汚れや洗濯のしやすさを重視します。
一方で、お出かけや行事に使う服は、必要な場面に合わせて選びます。
たとえば、次のように使い分けます。
普段着
- 洗濯機で洗いやすい
- 乾きやすい
- 動きやすい
- 汚れても気になりにくい
- 買い替えやすい価格
お出かけ着・行事用
- 必要な行事に合っている
- 手持ちの靴や上着と合わせられる
- 普段にも着回せる
- 兄弟姉妹で使える可能性がある
ブランド服を買う場合も、すべてをブランドでそろえるのではなく、気に入った服だけに絞ると予算を管理しやすくなります。
⑧ フリマアプリやリユース店を活用する
短い期間しか使わない服は、フリマアプリやリユース店で探す方法もあります。
特に利用しやすいのは、次のような服です。
- 行事で一度だけ使う服
- 発表会や冠婚葬祭用の服
- ブランド服
- アウター
- 水着や浴衣など季節限定の服
ただし、価格だけで決めず、状態や送料も確認しましょう。
フリマアプリで確認したいポイントは次のとおりです。
- 毛玉や色あせ
- 襟や袖口の汚れ
- 記名の有無
- ボタンやファスナーの状態
- ゴムの伸び
- 洗濯表示
- 送料を含めた合計金額
- 出品されているサイズと実寸
「新品を買うより少し安いだけ」という場合は、新品のセール品と比較してから決めましょう。
⑨ おさがりは必要なものだけ受け取る
親戚や友人からのおさがりをもらえると、子ども服代を抑えやすくなります。
ただし、すべて受け取ると収納がいっぱいになってしまうこともあります。
受け取る前に、次の点を確認できると安心です。
- サイズ
- 季節
- 服の種類
- 必要な枚数
- 不要な服を返す必要があるか
- サイズアウト後に処分してよいか
「半袖の120サイズだけほしい」
「ズボンは足りているので、上着だけ助かる」
というように、必要なものを具体的に伝えると管理しやすくなります。
受け取った後は、一度洗濯して状態を確認し、着ない服は早めに整理しましょう。
無料でもらった服でも、収納を圧迫して管理が大変になれば負担になります。
⑩ サイズアウトした服を定期的に手放す
サイズアウトした服を収納に残していると、今着られる服が分かりにくくなります。
衣替えの時期や長期休みの前後など、定期的に整理する日を決めておきましょう。
整理した服は、状態によって次のように分けます。
- 下の子のおさがりとして残す
- 親戚や知人に譲る
- フリマアプリで売る
- リユース店に持ち込む
- 衣類回収に出す
- 傷みが強いものは処分する
おさがりとして残す場合は、サイズと季節を書いた袋やケースに分けておくと便利です。
例として、「120・夏」「130・冬」のように表示します。
フリマアプリで売る予定の服も、後回しにすると出品しないまま残りがちです。
「今月中に出品しなければリユース店へ持っていく」など、期限を決めておくと整理しやすくなります。
中古服やおさがりは安全面も確認する

中古服やおさがりを利用するときは、汚れや傷みだけでなく安全面も確認しましょう。
消費者庁は、子ども服のひもやフードなどが遊具やドア、自転車などに引っ掛かり、転倒や首が締まる事故につながるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
特に、活発に動く場所では、引っ掛かりやすいひもやフードがない服を選び、体格に合った服を着せることが大切です。13歳未満向け子ども服のひもについては、安全性を考慮した日本産業規格「JIS L 4129」も設けられています。
中古服やおさがりを使用する前に、次の部分を確認しましょう。
- 首回りに長いひもが付いていないか
- 腰や裾のひもが長すぎないか
- フードが遊具などに引っ掛かりやすくないか
- ボタンや飾りが取れかけていないか
- ファスナーが壊れていないか
- サイズが大きすぎたり小さすぎたりしないか
- 園や学校の服装ルールに合っているか
危険だと感じるひもや飾りがある場合は、取り外すか、使用を控えましょう。
参考:消費者庁
子ども服、安全性を意識して選んでいますか?
子ども服で節約しやすいもの・しにくいもの
子ども服は、すべて同じ方法で節約する必要はありません。
節約しやすいもの
- 普段使いのTシャツ
- 肌着
- パジャマ
- シンプルなズボン
- 一度しか使わない行事用の服
- おさがりを利用できるアウター
普段着は、洗いやすさと着回しやすさを優先すると、少ない枚数でも使いやすくなります。
行事用の服は、フリマアプリやレンタル、おさがりも検討できます。
無理に節約しないほうがよいもの
- 足に合うことが重要な靴
- 防寒性が必要なアウター
- 通学や園生活で毎日使う服
- 肌が敏感な子どもの肌着
- スポーツや活動に必要な専用ウェア
安さだけで選んで使いにくければ、買い直しが必要になる場合があります。
使用頻度が高いものや安全性・着心地が重要なものは、価格以外の条件も確認しましょう。
子ども服を買う前のチェックリスト

購入前に、次の項目を確認してみてください。
- 同じ種類の服を持っていないか
- 今のサイズは本当に合っているか
- 今シーズン中に着る予定があるか
- 手持ちの服と2通り以上組み合わせられるか
- 子ども本人が着たいと思っているか
- 洗濯やお手入れがしやすいか
- 園や学校の服装ルールに合っているか
- セールでなくても買いたい服か
- 収納場所があるか
- 予算内に収まっているか
迷った場合は、その場で購入せず、手持ちの服を確認してから決めましょう。
スマートフォンのメモに「買う服リスト」を作り、リストにない服は買わないルールにするのも効果的です。
子ども服代を家計簿で分けて管理する
子ども服代がどのくらいかかっているか分からない場合は、家計簿の項目を分けてみましょう。
「子ども費」としてまとめると、学用品や習い事、おもちゃなどと混ざり、衣服費だけを確認しにくくなります。
たとえば、次のように分けます。
- 子ども服
- 靴・上履き
- 学用品
- 習い事
- レジャー
- おもちゃ
毎月必ず同じ予算にする必要はありません。
季節の変わり目や入学前など、出費が増える月もあります。
1か月単位ではなく、半年または1年単位で確認すると、買いすぎている時期を見つけやすくなります。
夫婦で家計を共有したい場合は、家計管理アプリを利用する方法もあります。
小学生になると服以外の出費も増えやすい
子どもが小学生になると、服以外にもさまざまな出費があります。
- 学用品
- 上履き
- 体操服
- 給食用品
- 遠足用品
- 学童用品
- 習い事
- 長期休み中の昼食代
子ども服だけを極端に削るのではなく、子どもにかかる費用全体を確認し、優先順位を決めることが大切です。
小学生の子どもにかかる費用については、こちらの記事で詳しくまとめています。
小学生の子どもにかかるお金はいくら?家計が苦しいときの考え方
子ども服の節約に関するよくある質問
子ども服は大きめを買ったほうがお得ですか?
少し余裕があるサイズを選ぶことはできますが、大きすぎる服は動きにくくなる場合があります。
袖や裾が長すぎると、転倒や引っ掛かりにつながる可能性もあるため、現在の体格に合う範囲で選びましょう。
特に靴や活動用の服は、長く使えることより、現在のサイズに合っていることを優先します。
セール品は買わないほうがよいですか?
セール品が悪いわけではありません。
購入予定だった服や、必要な枚数が不足している服を安く買えるなら、セールを活用できます。
ただし、「安いから何となく買う」のは避けましょう。
購入前に、使用時期・サイズ・手持ちの枚数を確認することが大切です。
フリマアプリと新品はどちらがお得ですか?
商品によって異なります。
販売価格が安くても、送料を含めると新品のセール価格とほとんど変わらないことがあります。
中古品は状態を確認しにくい場合もあるため、価格だけでなく、使用回数や傷み、返品条件なども含めて判断しましょう。
兄弟姉妹のおさがりは全部残したほうがよいですか?
すべて残す必要はありません。
傷みが少なく、下の子が着る可能性が高い服に絞ると管理しやすくなります。
子どもの好みや体格が異なる場合もあるため、保管する枚数の上限を決めておきましょう。
まとめ|子ども服は「枚数・時期・用途」を決めると節約しやすい
子ども服を節約するために、無理に安い服だけを選ぶ必要はありません。
大切なのは、次の3つです。
- 必要な枚数を決める
- 必要になってから買う
- 着回せる服を選ぶ
特に効果を感じやすいのは、買い物前に手持ちの服を確認し、ワンシーズンの上限枚数を決めることです。
セールやフリマアプリ、おさがりも、必要な服に絞って利用すれば家計の負担を抑えやすくなります。
子どもが気に入って着られること、安全に動けることも忘れずに確認しましょう。
子ども服の小さな節約だけで家計が苦しい場合は、食費や固定費を含めて、家計全体を見直す方法もあります。
食費を月5,000円節約する買い方ルール5選|ムリなく続く家計の整え方
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毎日我慢する節約ではなく、買い方と管理方法を整えて、無理なく子ども服代をコントロールしていきましょう。