この記事について
児童手当に関する大切なご案内
本記事は、2026年6月時点で公表されている情報をもとに、 子育て世帯向けに児童手当の基本をわかりやすく整理した一般的な情報です。
実際の支給対象、申請方法、必要書類、支給日、届出の要否は、 自治体・家族構成・養育状況・公務員かどうかなどによって異なる場合があります。
具体的な手続きについては、お住まいの市区町村、勤務先、 こども家庭庁などの最新情報をご確認ください。
子どもが生まれたときや、引っ越しをしたときに確認しておきたい制度のひとつが「児童手当」です。
「児童手当って、いつもらえるの?」
「毎月いくら支給されるの?」
「高校生も対象なの?」
「申請しないともらえないの?」
「第3子以降ってどう数えるの?」
このような疑問を持つ方は多いです。
児童手当は、子育て家庭を支える大切な制度ですが、制度改正によって対象年齢・支給回数・所得制限・第3子以降の扱いが変わっています。
この記事では、子育て世帯が知っておきたい児童手当の基本を、できるだけわかりやすく整理します。
この記事でわかること
この記事では、次の内容を解説します。
- 児童手当とは何か
- 児童手当の対象年齢
- 月額いくらもらえるのか
- いつ振り込まれるのか
- 申請が必要なタイミング
- 第3子以降の数え方
- 児童手当を家計管理に活かす考え方
- あわせて確認したい子育て支援制度
児童手当は、内容を正しく知っておくことで、申請漏れや手続き忘れを防ぎやすくなります。
児童手当とは?
児童手当とは、子どもを養育している家庭に支給される国の制度です。
目的は、子育てにかかる経済的な負担を軽くし、子どもの健やかな成長を支えることです。
子どもがいる家庭では、食費、日用品、保育園・幼稚園、学校用品、習い事、医療費、教育費など、さまざまな支出が増えていきます。
児童手当は、そのような子育てにかかる費用を支えるための制度です。
ただし、児童手当は「子どもが生まれたら自動的に必ず振り込まれるもの」ではありません。
出生や転入などのタイミングでは、申請が必要になるため注意が必要です。
児童手当の対象はいつまで?
現在の児童手当は、原則として
0歳から高校生年代までの子ども
が対象です。
ここでいう高校生年代とは、
18歳に達した日以後の最初の3月31日まで
の子どもを指します。
以前は「児童手当は中学生まで」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、制度改正により対象が高校生年代まで広がっています。
そのため、古い情報のまま
「中学生までしか対象にならない」
と思っている方は注意しましょう。
児童手当はいくらもらえる?

児童手当の月額は、子どもの年齢や第何子かによって変わります。
| 子どもの年齢 | 月額 |
|---|---|
| 3歳未満 | 15,000円 |
| 3歳未満の第3子以降 | 30,000円 |
| 3歳以上〜高校生年代まで | 10,000円 |
| 3歳以上〜高校生年代までの第3子以降 | 30,000円 |
ポイントは、
第3子以降は月30,000円になる
という点です。
ただし、第3子以降の数え方には注意が必要です。
単純に「家にいる3人目の子ども」というだけで判断するのではなく、年齢や経済的負担の有無なども関係します。
第3子以降の数え方に注意
児童手当で特に間違いやすいのが、第3子以降の数え方です。
現在は、第3子以降を数えるときに、
18歳年度末を過ぎた後、22歳年度末までの子ども
も、親などに経済的負担がある場合はカウント対象になることがあります。
たとえば、次のような家庭を考えてみます。
| 子ども | 年齢 | 児童手当の支給対象 | 第何子として数える? |
|---|---|---|---|
| 第1子 | 21歳 | 支給対象外 | 第1子として数える場合あり |
| 第2子 | 16歳 | 支給対象 | 第2子 |
| 第3子 | 10歳 | 支給対象 | 第3子以降 |
この場合、21歳の子どもは児童手当の支給対象ではありません。
しかし、親が生活費や学費などを負担している場合、第3子以降のカウントでは第1子として数えられることがあります。
その結果、10歳の子どもが第3子以降として扱われ、月30,000円の対象になる場合があります。
ただし、具体的な判定には自治体への確認や届出が必要になることがあります。
「うちは第3子に入るのかな?」と思った場合は、お住まいの市区町村に確認しましょう。
児童手当はいつ振り込まれる?

児童手当は、毎月振り込まれるわけではありません。
現在は、原則として
年6回、偶数月に2か月分ずつ支給
されます。
| 支給月 | 支給される分 |
|---|---|
| 2月 | 12月・1月分 |
| 4月 | 2月・3月分 |
| 6月 | 4月・5月分 |
| 8月 | 6月・7月分 |
| 10月 | 8月・9月分 |
| 12月 | 10月・11月分 |
以前は年3回の支給でしたが、現在は年6回に変更されています。
そのため、古い記事にある
「児童手当は年3回まとめて支給」
という情報は、現在の制度とは異なります。
実際の振込日は自治体によって異なる場合があります。
詳しい支給日は、お住まいの市区町村の案内を確認してください。
児童手当の申請は必要?

児童手当は、出生や転入などのタイミングで申請が必要です。
特に注意したいのは、次のようなケースです。
- 子どもが生まれたとき
- 他の市区町村から引っ越してきたとき
- 公務員になったとき
- 公務員を退職したとき
- 受給者や子どもの住所が変わったとき
- 子どもを養育しなくなったとき
- 第3子以降のカウントに関係する子どもがいるとき
子どもが生まれた場合は、原則として出生日の翌日から15日以内に申請が必要です。
引っ越しをした場合も、転入した日などの翌日から15日以内の申請が重要です。
申請が遅れると、原則として遅れた月分の手当を受け取れなくなる可能性があります。
公務員は勤務先で手続きする場合がある
児童手当は、通常は住んでいる市区町村で手続きをします。
ただし、公務員の場合は、勤務先で手続きが必要になることがあります。
公務員になった場合、公務員を退職した場合、勤務先の官署が変わった場合などは、勤務先と自治体の両方に確認しておくと安心です。
「市役所で手続きすればよい」と思い込まず、自分の勤務形態に合わせて確認しましょう。
所得制限はある?
現在の児童手当では、所得制限は撤廃されています。
以前は、所得制限や特例給付の仕組みがありました。
そのため、古い情報では
「所得制限がある」
「所得が高いと月5,000円の特例給付になる」
と書かれていることがあります。
しかし、現在の制度では所得制限は撤廃されています。
今後も制度が変わる可能性はあるため、最新情報はこども家庭庁や自治体の公式情報で確認しましょう。
児童手当はいくらになる?家庭別イメージ
ここでは、あくまで月額のイメージとして例を紹介します。
実際の金額は、子どもの年齢や第3子以降のカウントによって変わります。
例1|2歳の子どもが1人
| 子ども | 月額 |
|---|---|
| 2歳 | 15,000円 |
月額合計は、15,000円です。
例2|小学生と中学生の子どもが2人
| 子ども | 月額 |
|---|---|
| 小学生 | 10,000円 |
| 中学生 | 10,000円 |
月額合計は、20,000円です。
例3|高校生・中学生・小学生の子どもが3人
| 子ども | 月額 |
|---|---|
| 高校生年代 | 10,000円 |
| 中学生 | 10,000円 |
| 小学生 | 30,000円 |
月額合計は、50,000円です。
第3子以降にあたる小学生は、月30,000円になる場合があります。
例4|21歳・高校生・小学生の子どもがいる家庭
| 子ども | 支給対象 | 月額 |
|---|---|---|
| 21歳 | 支給対象外 | 0円 |
| 高校生年代 | 支給対象 | 10,000円 |
| 小学生 | 支給対象・第3子以降 | 30,000円 |
月額合計は、40,000円になる場合があります。
21歳の子どもは支給対象外ですが、親などに経済的負担がある場合は、第3子以降のカウントに含まれることがあります。
ただし、具体的な扱いは自治体で確認しましょう。
児童手当を家計管理に活かす考え方
児童手当は、家庭によって使い方が分かれます。
生活費に充てる家庭もあれば、教育費として貯める家庭もあります。
大切なのは、
なんとなく使うのではなく、目的を決めて管理すること
です。
1. 教育費として積み立てる
児童手当を教育費として積み立てる方法です。
将来の入学費用、制服代、教材費、塾代、進学費用などに備えられます。
すべてを貯めるのが難しい場合でも、一部だけ積み立てるだけで将来の安心につながります。
2. 子ども用品や習い事に使う
児童手当を、子どもの成長に必要な費用に使う方法もあります。
たとえば、次のような使い方です。
- 学用品
- 服や靴
- 習い事
- 本や教材
- 体験活動
- 誕生日や行事の費用
「子どものために使うお金」として分けておくと、使い道に納得しやすくなります。
3. 生活費の補助として使う
物価上昇や教育費の負担が大きい家庭では、児童手当を生活費の一部に使うこともあります。
食費、日用品、保育園・学校関係の支出など、子育て家庭では毎月の支出が増えやすいです。
無理に全額貯金しようとして家計が苦しくなるより、家庭の状況に合わせて使い方を決めることが大切です。
4. 専用口座で分けて管理する
児童手当は、専用口座や家計簿アプリで分けて管理すると見える化しやすくなります。
たとえば、次のように分ける方法があります。
- 児童手当専用の口座を作る
- 教育費用の口座に移す
- 家計簿アプリで「児童手当」として記録する
- 一部だけ貯金、一部は子ども費に使う
大切なのは、家庭ごとに続けやすい方法を選ぶことです。
児童手当とあわせて確認したい制度
児童手当だけでなく、子育て世帯には確認しておきたい制度がいくつかあります。
特に、出産・医療費・保育料・給食費・税金関係は、家計への影響が大きいです。
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よくある質問
Q. 児童手当は高校生も対象ですか?
はい。現在は、高校生年代までが対象です。
高校生年代とは、18歳に達した日以後の最初の3月31日までの子どもを指します。
Q. 児童手当は毎月振り込まれますか?
毎月ではありません。
原則として、2月・4月・6月・8月・10月・12月の年6回、2か月分ずつ支給されます。
ただし、実際の振込日は自治体によって異なる場合があります。
Q. 所得制限はありますか?
現在の児童手当では、所得制限は撤廃されています。
以前の制度では所得制限や特例給付がありましたが、現在は古い情報と混同しないよう注意しましょう。
Q. 児童手当は申請しないともらえませんか?
出生や転入などのタイミングでは、申請が必要です。
原則として申請した月の翌月分から支給されます。
出生日や転入日が月末に近い場合は、翌日から15日以内に申請すると、申請月分から支給される場合があります。
申請が遅れると、遅れた月分を受け取れない可能性があります。
Q. 第3子以降は必ず月30,000円ですか?
第3子以降に該当する場合は、月30,000円の対象になります。
ただし、第3子のカウントには、22歳年度末までの兄姉等を含める場合があり、経済的負担や届出が関係することがあります。
具体的な判断は、お住まいの市区町村に確認しましょう。
Q. 児童手当は貯金した方がいいですか?
必ず貯金しなければいけないわけではありません。
教育費として貯める家庭もあれば、子ども用品や習い事、生活費の補助として使う家庭もあります。
家庭の家計状況に合わせて、無理なく使い道を決めることが大切です。
まとめ|児童手当は「申請・支給月・使い道」を確認しておこう
児童手当は、子育て家庭にとって大切な支援制度です。
現在は、0歳から高校生年代までが対象で、支給は年6回、偶数月に2か月分ずつ行われます。
また、所得制限は撤廃され、第3子以降は月30,000円の対象になる場合があります。
ただし、児童手当は制度を知っているだけではなく、必要なタイミングで申請・届出をすることが大切です。
特に、子どもが生まれたとき、引っ越したとき、公務員になったとき・公務員でなくなったときは、手続きを忘れないようにしましょう。
児童手当は、教育費として貯めることも、子どもの成長に必要な支出に使うこともできます。
家庭の状況に合わせて、無理なく家計管理に活かしていきましょう。
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